私が初めてインプラント治療を手がけたのは、1989年(平成元年)のことでした。Aさんは2番目の患者さんです。当時は、インプラントも様々なタイプの物が出回っていて、中にはあまり長期間持たないようなインプラントもありました。また、現在でも2回手術が必要なインプラントが多いのですが、私が臨床に取り入れたインプラントは、手術が1回で済む1回法を採用していて、基礎研究や臨床研究もしっかりしていました。
手術を1回で終わらせる分患者さんの精神的な負担も1回で済むことになります。
結果的に、Aさんのインプラントは16年間問題なく機能し続けており、レントゲン的にも周囲の骨組織に何ら異常は認められず、私の選択に間違いはなかったと思います。
【Aさんのレントゲン写真】
Bさんの場合はAさんと比較すると、ずっと新しいケースになります。初期の頃には骨の状態が比較的良いところにしかインプラントを植立できなかったのですが、最近では様々な方法で痩せてしまった骨を増やしてからインプラントを植立できるようになってきています。
Bさんの場合は、上の前歯の部分の骨が薄くなっていて、そのままではインプラントを植立できなかったので、GBR法というテクニックで骨の厚みを増やしてからインプラントを植立しました。結果的に、7本歯が無いところに4本インプラントを入れて、インプラントだけのブリッジにしています。骨の状態を改善できたことによって、インプラントで自分の歯とほとんど変わらない噛み合わせを作ることができ、見た目にもより自然な外観を回復できました。
【Bさんの外観】

①40歳代女性
右上の前歯の欠損をインプラントで治しました。
②20歳代女性
外傷で前歯が折れてしまい、抜歯をしてインプラントで治しました。
③50歳代女性
右上の犬歯が欠損したため、インプラントで治しました。
④50歳代女性
右下の奥歯が欠損し、入れ歯を使いたくなかったため、インプラントで治しました。
⑤50歳代男性
上の前歯4本欠損していたので、インプラントを3本植立しブリッジにしました。
⑥50歳代女性
右下奥歯が3本欠損していましたので、インプラントを3本植立し治しました。
⑦40歳代女性
左下奥歯が3本欠損していましたので、インプラントを2本植立しブリッジにしました。
※50歳代女性
右下2本の奥歯の欠損をインプラントで治しました。 右の写真はそのレントゲン像です。
